日本は世界5位の農業大国

日本は食糧自給率が低い国だからなんとかしないといけない!と騒がれているけど、実際はそうでもないという話。

というより農業が稼ぎ出すGDPは世界第5位であり、なかなかの農業大国だという。

それなのになぜ自給率が低くなってしまうのかというと、巷で言われている「自給率」が「カロリーベースの自給率」であるところにトリックがあるからだ。(ここではそのトリックの詳細は省くが、同じ指標を採用しているのは世界中探しても日本だけ、という事実からみてもこの指標がおかしいことが分かるだろう。)カロリーベースの自給率を用いることで日本政府は意図的に自国の農業を弱く見せ、その対策のための政策を行っている。そしてそれは農水省の利権につながる、というのが著者の主張だ。

間違った前提の上で取られる対策は、迷惑この上ない。その対策は無駄になるどころか、健全な状態を乱してしまいかねない。実際、自給率向上のために補助金で生産性の低い中小農家を支援した結果、不当な価格競争により優良な農家を圧迫する事実があるようだ。しかもその対策の費用は税金から出ていると考えると、ますますげんなりする話だ。

残念な話が多いが、若くて優秀な大規模農業経営者が日本でも育ってきているという明るい事実も書かれてある。ヘンテコな政策に負けじとよい農業の形が日本に広がっていきますように。

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