告白

ぐわんぐわん。


ある人物の思考をそっくりそのまま追っているような感覚。思考の追体験。幼児期から死ぬまで、考えてることをそのまま追っていく。それは、その人の人生を体験することだとも言える。

読むのを止められない。すごい。けれども、それは決して気持ちいいものではなくて、はっきり言えば気持ち悪い類に入る。私たちが普段考えているぐるぐるの思考。他人のそのぐるぐるの思考が頭の中に入ってくる。曖昧になってくる。それに輪をかけるのが、主人公が現在の医学で言うところの「高機能自閉症」にあたるような症状を持っていることで、ますますぐわんぐわんする。

作者はどうやってこんな思考を書いたのか。つくづく作家ってすごい。

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