クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦

ううう。。。泣いた。


えぇークレヨンしんちゃん?? などとナメてはいけない。これは完全に大人向けの映画だ。

文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞などを受賞していたため楽しみにしながら観たんだけど、期待以上に良かった。しんのすけが本当にいいことを言う。そうあるべきときに、正しいことをまっすぐに言う。言葉そのものの良さに加えて、純粋で正しいことを子供が大人に向かって言う、という構図がそれをなお強いものにしている。

ラスト、救われない部分を残して終わる。ハッピーエンドだけれど、全てが丸くおさまるわけではない。というかむしろ、演出で和らげているけど物語の事実そのものは悲しいことこの上ない。ひどい、とすら少し思う。

私はどちらかといえば物語は幸福に満ちて終わってほしい派だ。だからこの結末は当初気に入らなかった。でも、この終わり方だからこそ強く胸に浮かび上がるものがあるのに気付いて、納得した。

物語を紡ぐためにつくるのか、それとも人に何かを伝えるためにつくるのか。
根本の目的意識がはっきりしている、とてもいい作品だと思う。傑作。

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