王様の速読術

「速読」というストイックな技術について書かれた本にも関わらず、装丁がとても可愛いのがいい。


その第一印象は中身を読み始めても衰えることなく、和やかにリラックスしたまま読み終えた。こういう雰囲気作りはとても大事で、単純に読む楽しみが増す。いい時間を過ごせた。

さてさて、読んでて楽しいだけでなく、「速読」についても実に分かりやすく書かれている。どうして「速読」するのか。単に「速く」読むだけではダメであること。そしてもちろん、「速読」の方法について。王様と家臣とのやりとりを通した例えがどれも上手い。やる気が出る。

本を読むことに対する固定観念の一つに、「本は全部読むべきもの」というものがあるが、これはあまりいい考え方ではない。なぜなら本を読むことの目的は知識を得ることで、全ての文章を読むことではないからだ(小説などはちょっと違うけど)。全部読んだけど結局内容がよく分からない、という経験は誰もがあると思う。全て読むことが理解の最良の方法ではない。

本から素早く知識を得るためにはどうしたらいいか。この本はそれを教えてくれる。だから、「速読術」という言葉はちょっと相応しくないかもしれない。正確には「速く知識を得る術」だ。

それじゃ、さっそく実践してみるとしよう。
王様は忙しいのだ。

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