スジナシ

新人芸の季節である。

DVD
スジナシ


例にもれず私も忘年会で一発芸をやることになった。
何をするにもまず下調べから。何かいいネタになるものがないかとツタヤでDVDを漁っていたところ、やや方向性は違うものの面白そうだなと目に止まったのがこの「スジナシ」だ。

スジナシは中部日本放送の人気バラエティ番組。スジナシとは台本(=スジ)が無いという意味で、台本ナシ・打合せナシ・NGナシのぶっつけ本番で笑福亭鶴瓶とゲストが「即興ドラマ」を演じる。

大笑いするほど面白い、感動を覚えるほどよく出来た作品、etcの分かりやすいオススメポイントはないけれど、即興というもに垣間見えるものが興味深い。

まず、即興ドラマでは演じる人の人となりが浮き出てくる。何が出てくるかわからない相手の演技に対応していると、端々にその人の素が出る。その場の状況に応じてその場で判断して喋り、行動するということは、まさに普段私達が言わば「演じている」のと同じことだからだ。

また即興ドラマでは、第一回のゲスト段田安則が言っていたように、台本に沿った時にはできない自然体の演技を垣間見ることができる。もはや演技には見えないほど自然体の演技。しかしそういう自然すぎる「演技」は、見ている側としては少々退屈に思えてしまうのも面白い。演技には、自然に行動するのとは違う、人に見せるための要素があって、そこが上手さの分かれ目になるのだろうか。

そんな訳で色々楽しめるDVDだった。
当然、芸のネタには全く役に立ちそうもないけどね。

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