モラトリアムの日々

かくも長きモラトリアム。


私たちは、
自分にしかないものが存在すると期待し、
その分野で特別な何かになれると期待し、
そろそろその何かが見つかるんじゃないかと期待し、

でもそれは見つかることはなく、
特別な存在になれるわけもなく、

期待にそぐわない現実に気ばかり焦り、
かといって別段の努力をするでもなく、
若さと時間にだけは溢れ、持て余し、

気の向くままに何かに挑戦しては、
平凡な自分を思い知り、
絶望し、絶望し、絶望して、
それでも新たな可能性を見出し、

そうしてモラトリアムの日々は続いてゆく。

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