pythonでメールを送るテスト

サーバーで自動処理を行うスクリプトを作りたい。まずはメールを送るところから始める。

手順

    charset = "ISO-2022-JP"
    subject = u"タイトルです"
    text    = u"本文です"

    msg = MIMEText(text.encode(charset),"plain",charset)
    msg["Subject"] = Header(subject,charset)
    msg["From"]    = from_address
    msg["To"]      = to_address
    msg["Date"]    = formatdate(localtime=True)

    smtp = smtplib.SMTP(メールサーバー, 587)
    smtp.login("送信者アドレス", "poster519")
    smtp.sendmail(from_address,to_address,msg.as_string())
    smtp.close()

注意点

  • smtplib.SMTP()の第二引数に587の番号を渡した(デフォルトの25ではダメだった)
  • smtp.connect()は使わず、smtp.login(“送信用アドレス”, “パスワード”)を使った

UnityのスクリプトをMonoDevelopでデバッグ

Macにて、UnityのスクリプトをMonoDevelopでデバッグする方法をメモ。

  • Unityのメニューから Assets – Sync MonoDevelop Project を選択

スクリーンショット 2014-10-19 10.38.24

  • MonoDevelopのメニューから 実行 – プロセスにアタッチ を選択

スクリーンショット 2014-10-19 10.34.11

 

  • Unityを選んで「アタッチ」ボタンを押す

スクリーンショット 2014-10-19 10.48.16

 

  • ブレークポイントを貼るなどのデバッグが可能になる

という操作で可能だ。

PS3の海外大作ソフトをまとめて遊ぶ

PS3の大作ソフトをまとめて遊んでいる。遊んでいるソフトは以下の通りで、どれも評判の続編ソフトだ。

シングルプレイで始めの1時間程度しか遊んでいないが、いずれも面白い。(BF4はバグらしき挙動で前に進めなくなって止めたが。)その世界を疑似体験させようという意気込みがビンビン伝わってくる。このリアルな疑似体験こそが海外の売れているゲームの特徴だと思う。特にFPSの2作(CoDとBF4)が疑似体験のリアル度が高いが、これは一人称であること、仲間が自分によく干渉してくることが大きな要因だ。

海外のゲームの凄さとしてリアルな映像が取り上げられることが多いが、売れている理由はそこではなく、上質でリアルな疑似体験にあると思う。(FPSの2作についてはマルチの面白さが一番の理由だろうけど。)

言い換えればリアルな映像でなくともリアルな疑似体験ができれば多くの人に受け入れられるのではないか。リアルな疑似体験とはどこから来るのか、考えていきたいテーマである。

Unityでネットワークゲームを作ることができる

早速導入したプラグインを使ってみよう。

Unityについてもう少し深く知ることにメリットがありそうだったので、アマゾンで良さそうな本を見繕って購入した。読みながらUnityを触っている。

オンラインゲームまで手軽に作れてしまう、という触れ込みに感銘を受けて読み始めたが、本当に手軽に作れそうだ。マスターサーバへの接続、ゲームサーバーの立ち上げ、クライアントとしての接続など、ややこしい制御はAPIが全てやってくれる。

ネットワーク以外にも参考になることは多々ある。特に注目すべきは用意されているコンポーネントだ。標準で用意されているコンポーネントは多くのゲームで必要となるであろう機能を持っている。どの機能がどの粒度で用意されているか。これを押さえるだけで、現在のゲーム作りで必要とされる技術の多くを俯瞰できる。

本に従って一通り作り終えた。だが一通りでは不足だ。何度か同じことを繰り返してようやく馴染んでくるだろう。

AmazonJSを入れた

Amazonの商品へのリンクをブログに気軽に貼ることができるプラグインを導入した。WordPressのプラグイン導入の良いトレーニングにもなった。

入れたのはAmazonJSというプラグイン。日本人が作ったようだ。導入の手順はここを参考にした。

http://dmgadget.info/wordpress-amazonjs/

基本的には上のリンク先に従えば進めていけるが、アクセスキーIDとシークレットキーの取得の部分だけは実際と異なっており別の方法で取得する必要があった。どうやら、2014年4月21日から既存のシークレットキーが取得できなくなったらしい。

http://aws.typepad.com/aws_japan/2014/03/important-aws-account-key-change-coming-on-april-21-2014.html

既にアクセスキーIDを持っていたので、この変更によりシークレットキーを見ることができなかった。この問題は、新しいアクセスキーを作成し、シークレットキーが含まれるcsvデータをダウンロードして解決した。

これでブログを書く障害を一つ取り除くことができた。

Unityを試用中

TryWiMAXで大きなファイルを落とすことがきっかけではあるが、ダウンロードしたUnityを試用している。

Unityチュートリアル

 

この手のツールを一切触ったことが無い人には戸惑うところがあるかもしれないが、UnityのHPのチュートリアルが分かりやすいので、その通りの手順に従っていけば最後までたどり着けるだろう。

つまずいたところとして、JavaScriptのスクリプトで呼び出すDestroy関数が、チュートリアル通りではエラーを返してきたが、リファレンスで検索すれば正しく呼び出すことができた。

一通り完成後、WebPlayerで手軽に公開ができることに衝撃を受けた。

Unityチュートリアル成果 (画面にカーソルを合わせてクリックしないと、キーボードで操作できないようだ。)

コンポーネントで機能を付与していって、ツールでゲームを作る、というのはなかなか面白い。コンポーネントのまとめ方も参考になる。業界標準の実装方法を取り入れているはずなので、継続的に触って業界標準をキャッチアップしていきたい。

Unityで物を作る用途としては、思いついたアイデアをさくっと作って人に見せて、手応えを伺う時に役立ちそうだ。

TryWiMAXしてみて

TryWiMAXを試している。

http://www.uqwimax.jp/signup/trywimax/
ここに申し込むと、2014年8月現在は Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD14 が送られてくる。

WiMAX2+はネットで調べていると下り20Mbpsくらいは出ているようで、同程度の速度を期待していたのだが、京都市では下り6Mbpsほどしか出なかった。5箇所程度のスピード計測サイトで調べてみたところ、相性の善し悪しがあるのか、計測結果は5Mbpsから20Mbpsとばらついた。しかし今日1.2GBのデータをダウンロードしたところ、ダウンロードに要した時間から下り6Mbpsと計算できた。

光回線とどちらにするか迷うところである。WiMAXにもフレッツ光にもキャッシュバックがあり、WiMAXにはさらにauスマートバリューoneがあり、計算がややこしいが、2年契約で考えると光回線の方が月1000円程度高い計算となる。しかし光のマンションタイプにすれば、無線LANで繋いだとしても30Mbps程度は出るだろうし、おそらく速度や接続も比較的安定するだろう。それと月1000円を天秤にかけてどう判断するか。ちなみにWiMAXにしたとしても完全自宅用として使う予定だ。京都地下鉄ではWiMAXは繋がらないので。

契約期間が2年と長いし、より安心な光かな〜。

再開

ドメインの有効期限が切れたことをきっかけに止めていた更新を再開してみることにした。

最近はFaceBookへの投稿ばかりしていたが、あちらでは実名で知り合いに向かって語る分、自由度に欠けるし、加えてフォーマット的に長い文章は書きづらい。

ということでのびのびと比較的に長い文章はこちらに書いていくことにしよう。

エルミタージュ美術館展

幸運にもタダ券をゲットしたので行った。

レンブラントが見られて良かった。一枚しか無かったけど。セザンヌも一枚あった。

気になった画家とその印象についてメモ。

・ペーテル・パウル・ルーベンス
「虹のある風景」「ローマの慈悲」。前者は近景と遠景の描き分けが気になって。後者は主題が印象的すぎる。そして上手い。

・ピエール=ナルシス・ゲラン
「モルフェウスとイリス」(写真の絵)。構図がとても分かりやすくていい。女の人の羽が虫みたいだなって思った。

・クロード=ジョゼフ・ヴェルネ
「パレルモ港の入口、月夜」。構図が美しい。

・カミーユ・コロー
「森の中の沼」。ただの風景画だけれど目を引いた。

・フィリックス・ヴァロットン
「アルク=ラ=バタイユ風景」。平面的な絵で不思議な雰囲気が出てる。だけど落ち着く絵で良かった。

・アンリ・ルソー
「ポルト・ド・ヴァンヴから見た市壁」。うひゃー、どうしよう。って思うような絵。不思議世界。

・アンドレ・ドラン
「港」「木立」。特に前者が、鮮やかで綺麗だ。

・アンリ・マティス
「赤い部屋」「少女とチューリップ」。原色使い。そりゃあ目を引くよ。

近代の絵を見ると、新しいことしなきゃって刺激を得られる。

ブラスト!

しばらく前のことになるが、ブラスト!を見に行った。生で見るのは初めて。

強烈に印象に残っているパフォーマンスは、
・スネア隊が横一列に並んで、ストロボの中でパフォーマンス
・前半後半それぞれのラストにある、演奏と踊りの全員がパワー全快で行うパフォーマンス
どちらも見に行って良かったと思う超カッコイイものだった。

一方で演出面では、以前見たシルクドソレイユの圧勝。シルクドソレイユには統一された世界観があって、その中で個々のサーカスの演出が考えられていたのに対し、ブラスト!では曲ごとにその曲に合う演出を当てはめているように感じた。統一感が弱いと演出のパワーも下がる。

例えば小道具を使って踊る見世物は双方にあるが、印象はシルクドソレイユの方が良い。観客がその世界に浸っているからだと思う。別世界に引き込むシルクドソレイユの凄さが改めて分かる。

その他雑感。

・トランペットソロとそれを取り巻く人の演出◎。周りがソロのつなぎなどで動いて演出してあげることで随分印象が良くなる。

・客が拍手などで参加する(参加を促す)形の演奏は楽しい。

・演奏人数を徐々に増やしていくのではなく、徐々に減らしていって舞台上に一人になる、という演出も面白い。

・トランペットをとんでもなく高く投げていた。ヒヤっとする演出はいいな。

・演奏パートの一部が舞台上ではなく、舞台袖のどこかで演奏されているらしい曲がいくつかあって、勿体ないと感じた。例えば舞台上には二人しかいないのに、明らかに舞台上の楽器とは別の音が鳴っていたりする。すると、生演奏っぽさが薄れてしまい、聞いてる人に生演奏なの?という疑念が生じてしまう。

・楽器の超絶技巧は、舞台と客席の距離では分かりにくいものもある。スクリーンに大きく映し出す仕組みがあればいいのだが。

・そもそも楽器の超絶技巧自体が一般の人にはどこが凄いのか良く分からないことも多い。見た目も地味だったりするし。例えば循環呼吸とか。だからブラスト!に興味を持つ人も楽器経験者に限られてしまうだろう。

長野旅行

7月中旬に長野に行ってきた。なぜか旅行計画を立てると重なることが多い。


松本城。松本城も綺麗だったけど、熊本城はやはり凄いということを再認識した。


旧開智学校。最も古い小学校の一つらしい。和洋折衷。松本は教育熱心な土地柄だとか。当時の資料もたくさん残っていて興味深かった。よく残ってるな。


長野と言えば蕎麦。


旅行のメイン、上高地。とても涼しい。むしろ僅かに冷える。


国の文化財に指定されていて、マイカー規制していた。美しい自然が残る。


沼の上も通る。スニーカー必須。雨も急に降るので傘や河童も必須。


空気がとても美味しい。


帝国ホテルでお茶して締め。

上高地は人気があるのも頷けるとてもいい場所。夏は避暑にもなるし。ただ東京から来る人も多いため、混むのは必至。三連休は避けるなどの工夫をするといいかもしれない。

長崎旅行

7月頭に長崎に旅行してきた。2泊3日。

楽しかった。旅は行かなくても日常生活に支障はないものだけど、行くとやっぱり面白い。


博多駅にあった飾り山のようなもの。行きはJRで京都→博多乗り換え→ハウステンボスというルートだった。ちなみに帰りは長崎から伊丹空港へ飛行機で。良いルートだったと思う。


ハウステンボスと言えばオランダ。オランダと言えば風車。


ハウステンボスはまだ会社更生法を受ける前の、10年程前に行ったことがあるけど、かなり変わってて既視感はあまりなかった。土曜日に行った割にはあまり人がいなかったような。でも黒字らしい。韓国人がやたらと多かったのが印象的。あとワンピース押しが面白かった。サウザンドサニー号とかあったし。


ゾンビダンスイベントがあった。登場と解散が面白い。登場時は「ウォー」と叫びながら広場に集まってくる。解散時は普通に解散せず、ゾンビダンサーが周辺をウロウロして「このゾンビを追い払うために、アトラクションであるものを見つけてください。」というアナウンスがある。有料アトラクションへつなげる試み。


夜の景色は結構良かった。ドムトールン。


友人が弦とピアノのアンサンブルコンサートを予約してくれた。曲のリクエストステージが新鮮。


2日目は長崎市内観光。まずは軍艦島に向かう。ホントに軍艦に見える。


この廃墟は人が取り壊したものではなく、自然に任せた結果らしい。爆撃でも受けたのかと思う景色だが、潮風などに晒され続けるとこうなるのだろうか。


グラバー園から見た長崎市の景色。長崎市はすごくいい街だった。海と山と歴史と中都市。美人も多いし。


稲佐山からの夜景。日本三大夜景。


平和祈念館に行った。素晴らしい建物だった。水と光が印象的。特に写真の追悼空間は自然光を効果的に使っていて見事の一言。

去年は熊本などを攻めたけど、長崎もかなり良かった。九州と一言で言っても、その中は広くて様々な顔を見せてくれて面白い。

誕生日を迎えて

昨日、誕生日を迎えた。

一年前に、20代最後に何かしないの?という話になって、よしそれじゃあ次の誕生日までに歌を一曲作る!と宣言した。だからこの一年間、暇があるときは作曲の本を読んだり(はじめての作曲、みたいなやつ)、作詞の本を読んだり(はじめての作詞、みたいなやつ)、キーボードを買ったり、実際に曲を作ってみたりして、やっとこさ誕生日に合わせて完成にこぎ着ける、という生活をしていた。

んで、一曲できたこと自体も収穫なんだけど、それ以上に得たものがあって。それは、作曲や作曲の時間は合計したら結構な時間になるんだけど、あれこれ悩みながら作っていくその時間が、なんとも言えぬ充実感がある時間だったことだ。そしてさらに重要なのは、そうした活動(おそらく作詞作曲に限らない)が自分にとって充実感のあるものだということを、自分が気づいたこと。

だから20代最後の年は、表面的には大きな変化はないのだけれど、内面ではなかなかの変化のある年、これからの生活の方針を決定づける、節目にふさわしい年だったといえると思う。

つきのふね

つきのふね (角川文庫)
つきのふね (角川文庫)
posted with amazlet at 12.03.20
森 絵都
角川書店

文章を書くとき、いつも書き出しの文章と締めの文章で悩む。書きたい内容が決まっても、どのように書き出してそこへ繋げていくのか、どのようにそこから結ぶのかは決まらないからだ。取れる選択肢が多くて、悩む。

小説を書く人も当然それを心得ていて、良い文章を書く人は、書き出しや結びも思わず唸るような文章を書く。

「つきのふね」の結びの文も唸るような一言だった。結びの言葉自体にも素直に感心したが、それ以上にその言葉を発するきっかけとなったあるモノに感心した。それはそのモノが、さかのぼってある行為にまで辿り着くからだ。(その繋がりに深い意味は見いだせなかったが。)

同じモノ、あるいは同じ場所が上手く使い回されていることは、それ自体が驚きを生むものだ。それに加えて結びの一言に上手く繋げているのだから、見事である。読み終えた瞬間の爽快な気分。

横浜観光した

東京、横浜観光した。

まずは銀座のアップルストア。アップルストアに行ったことがなくて、一度見てみたいと思っていたので。内装はシンプルで高級感はそれほど無く、誰でも入れる雰囲気。店員の数は非常に多い。ここの役割が、商品を触ってもらう場としてよりも、店員が客の相談を聞く場としてに重きが置かれているからだろう。頂いた名刺がカッコ良かった。

続いて築地で夜ご飯&朝ご飯。夜は築地青空三代目hafu-でおまかせ十貫。夢見心地で美味しかった。朝はすしざんまいで本マグロ丼。味はそこそこ。(慣れたからか?)活気があっていい店だった。

靖国神社観光。遊就館を観覧。武の歴史を初代天皇のあたりから辿っていく。明治維新までは教科書などで知った知識をなぞるだけなのだが、日清戦争あたりから資料がより詳細になっていくため面白い。いくつか思ったことがある。1つ目は、朝鮮半島は気の毒な地域だってこと。常に周辺の都合に翻弄されている。日本人びいきで見ても、なんだかごめんなさいって言いたくなる。でも地理的に日本から非常に近いから(船ですぐ渡れそう)、ゴタゴタするのは仕方ないだろう。2つ目は、日清戦争以後の歴史について偏ってるかなーと感じてしまう箇所があった。(あの戦争には後にこんな影響を与えた意味があったのだ。のくだりとか。)けれど戦争の歴史観はお互いの言い分があって一致しないのが普通で、そのことも含めて学校では教えるべきなんじゃないの、とも思う。ぶつかり合うことが調和だと岡本太郎も言ってます。3つ目は、太平洋戦争のポツダム宣言受け入れの際、政府では決めきれずに天皇の指示を仰いだことに関して。日本のトップにいた人たちが決めきれなかったんだ!という衝撃。昔から日本人はそういう人種なのかも。

続いて横浜中華街へ。広くて活気があって、ご飯も安くて美味しくて満足。刀削麺とタピオカミルクを頂いた。

そして港!海はやっぱり最高。氷川丸の船内観光した後、水上バスで横浜港を回りながら横浜駅へ。

横浜の記述が少ないけれど、横浜すごく良かった。ブラブラして、なんというか癒された。また行きたい。

東京観光した

東京を観光した。

国立新美術館。

いくつか展示があったが、野田裕示という人の展示が気になったので見た。30年に渡る作品が集められていて、作風の変遷が分かるようになっている。あるフォーマットを発明すると、数年間はそのフォーマットに沿った作品を作り続ける。そしてまた数年後、新しいフォーマットを考え出し、それに沿った作品が続く。そのようにフォーマットを変化させながら作品を作り続けている、という点が分かりやすく展示されていて面白かった。おそらくそのフォーマット作りが最も困難な作業だ。変な言い方になるが、フォーマットさえ新しく作ることができれば、しばらくはそれに則って苦もなく作品を作り続けていける。

続いて向かったのはすぐ近くにある東京ミッドタウン。その中にあるサントリー美術館。

ここでは「東洋陶磁の美」という展示を見た。中国陶磁と韓国陶磁が集められていて、国宝が2つ用意されていた。(中国産なのに国宝なんだ、という違和感はあったが。)少し前に故宮博物館に行ったばかりなので見慣れてしまっていたけど、それでも素晴らしかった。中国がいかに高い技術を持っていたのかがよく伝わってくる。青磁と白磁が特に美しかった。

その後は皇居の周りを少し散歩したり(寒かった!)、丸の内を歩いたり、都庁展望台に行ったり、友人いきつけの新宿のお店に行ったりと、なかなかの充実ぶり。いやはや東京はよいところだ。

生物と無生物のあいだ

面白い。知的好奇心を刺激されること請け合い。

帯に30万部突破と書いてある。この本が発行されたのが4年前だから、今はもっと売れているだろう。なんと言ってもタイトルがいい。生物と無生物のあいだ。タイトルだけで興味をそそられる。両者を隔てるものはなんなのだろう?なんと言っても私たち自身が生物だから、気になる気になる。

本書は一般向けの読み物だ。それはこの本の構成からも分かる。本書には、生物に関しての科学的解説だけが書かれているのではない。生物に関する各種テーマについて、以下のような要素で構成される。

・科学的解説
・研究にまつわる人間模様のドラマ
・科学現象を比喩で表現した描写
・生命とは、についての著者の考え

科学的解説に飽きてきた頃合いを見計らって、人間ドラマが始まったり比喩描写が始まったりするので、読んでいてダレない。なかなか上手い構成だ。だけどどこかで同じような流れに触れたことある気がするなと思って記憶を辿ってみると、「フェルマーの最終定理」に形式が似ているのだと思い当たる。あちらもよく売れたようだし、理系ものはこの形式が一般によく受けるのかもしれない。

内容は興味深かった。生物に関する知識は、DNAの2重らせん構造をテレビの映像で見たことはあるがその構造の意味するところは理解していない、というレベルだ。そのような人にとってとても楽しめる内容になっていると思う。

さて、自分用のメモのために特に印象に残った箇所を挙げていく。(長いです。)

DNAに関して。DNAは単なる文字列ではなく必ず相補的に対構造をとって存在している。それは情報の安定を担保する機能を持ち、自ら全体を複製する機構を担保する。また、DNA文字が四種しかないが故に突然変異や進化が起こりやすい。などの話。

生命とは自己複製を行うシステムである。

たった四種しかないDNA文字が、新たな変化の可能性までをも、そのシンプルさゆえに容易に生み出しうる

生命の身体は、原子に比べてなぜこれほど大きいのか。それは生命現象に必要な秩序を上げるために必要だから、という話。

このような例外的なふるまいをする粒子の頻度は、平方根の法則と呼ばれるものにしたがう。

粒子の数が増えれば増えるほど、平方根の法則によって誤差率は急激に低下させうる。

我々を構成する分子は留まることなく入れ替わっていて、一年ほどで全身の分子が入れ替わってしまう、という話。

生命体はたまたまそこに密度が高まっている分子のゆるい淀みでしかない。しかもそれは高速に入れ替わっている。

エントロピー増大の法則に抗う唯一の方法は、システムの耐久性と構造を強化することではなく、むしろその仕組み自体を流れの中に置くことなのである。

生命とは、動的平衡にある流れである

タンパク質のかたちが体現する相補性がもたらす効果について。かたちの相補性については、ジクソーパズルのピースがお互いに合うピースを一意に決定することを例に挙げて解説している。

あるタンパク質には必ずそれと相互作用するタンパク質が存在する。二つのタンパク質は互いにその表面の微細な凸凹を組み合わせて寄り添う。

なぜ生命は絶え間なく壊され続けながらも、もとの平衡を維持することができるのだろうか。(中略)生命はその内部に張り巡らされたかたちの相補性によって支えられており、その相補性によって、絶え間ない流れの中で動的な平衡状態を保ちえているのである。

システムの構成要素そのものが常に合成され、かつ分解されることによって担保される重要な生物学的概念がある。それは合成によって緩やかに上昇し、分解によって緩やかに下降するという一定のリズムを連続的に発生することによって振動子を作り出すことができる、(中略)このような信号の増減は、細胞にとって環境の変化を捉えるセンサーとして働く。

細胞の内部から外部へ物質を分泌する際の仕組みについて。

内部の内部は外部である。

細胞は自分自身の内部に別の内部を作ってそれを外部とした。このような区画分けはそれだけで秩序の創出となる。区画の内外で、別々の環境を作り出し、それぞれ個別の反応や活動を営むことができるからである。

生命を語る上で欠かせない、時間との関わりについて。

私たちの生命は、受精卵が成立したその瞬間から行進が開始される。それは時間軸に沿って流れる、後戻りできない一方向のプロセスである。

機械には時間がない。原理的にはどの部分からでも作ることができ、完成した後からでも部品を抜き取ったり、交換することができる。(中略)生物には時間がある。その内部には常に不可逆的な時間の流れがあり、その流れに沿って折りたたまれ、一度、折りたたんだら二度と解くことのできないものとして生物はある。

シルク・ド・ソレイユ考察

マカオで鑑賞したシルク・ド・ソレイユについて考えてみたい。みんな口を揃えてシルク・ド・ソレイユ良かった、凄かった、見た方がいいと言うが、何が優れているからこれほど人気になったのか。

以下、公演の内容について記述があるのでこれからZAIAを見る方はご注意ください。

ZAIAの公演の構成は、
1.冒頭の寸劇
2.メインのサーカス、その合間に寸劇と特殊装置による演出
3.フィナーレ
という流れになっていた。おそらく他の公演も同様の構成だろう。

冒頭の寸劇。少数のピエロによる、最前列の観客を交えた笑いを誘う寸劇。暗い舞台にスポットライト、天井から垂れ下がる一本の縄。ここで不思議世界を演出し、シルク・ド・ソレイユ独特の世界へ徐々に引き込んでいく。

メインのサーカス。様々なサーカスが披露される。ジャンルも多様だ。ジャグリング、バレエ、ローラースケート、体操技、雑技。クオリティは非常に高く、あまりに淡々とこなしてしまうためそれが難しい技に思えないほど。シルク・ド・ソレイユの世界に合った衣装や小道具を用いることで、全体の印象を統一し、また芸術性の高いものに見せている。

ここで重要なのは、個々のサーカス自体に目新しさは特になく、既存のものだということだ。それを新鮮なものとして見せる上手さがシルク・ド・ソレイユにはあり、それこそがシルク・ド・ソレイユの凄さだと思う。

シルク・ド・ソレイユの世界が存分に披露されるのは、サーカスの合間に入る特殊装置による演出だ。ここでぶっとんだ世界に観客を浸らせる。そしてその世界に合致した衣装や小道具を用いてサーカスをすることでそこに新鮮さが宿る。サーカスの合間の寸劇には、冒頭から続く物語があり、あぁそういえばこのピエロたちどうなるんだろうと客を飽きさせない。

音楽についても触れておきたい。演奏は全て生演奏で、観客から演奏している部屋の中が見えるようになっている。衣装はもちろんシルク・ド・ソレイユ仕様。曲のジャンル、使われる楽器は実に多様。とてもカッコイイ。当然この音楽も世界の演出に大きな貢献をしている。

さてここまで個々の要素について見てきた。サーカス、寸劇、特殊装置、衣装と小道具、音楽、どれも素晴らしかった。しかし個人的に最も注目したいのは、シルク・ド・ソレイユの世界をつくり上げたことと、それを軸に既存のものを新鮮なものに変化させた構成力である。

以下はメモ。小道具で特に印象深かったもの。
・舞台中央の大きな球。中に照明器具がある。気球や地球になる。
・光る傘
・航海用望遠鏡
・自転車(逆さ自転車)
・獅子舞
・メガホン
・巨大蛍光玉
・シャボン玉

時をかける少女

仲里依紗が気になったので見てみた。

時をかける少女 通常版 [Blu-ray]
アニプレックス (2010-10-13)

非常にシンプルなストーリーだ。小細工はない。映像や演出も特に目を見張るものはない。よって、映画としてあまり人に勧められる要素はないのだけれど、期待していた仲里依紗の演技がとても良かったことと(特に最後の泣き叫ぶシーンは息をのんだ)、タイムトラベルものが最近自分の中でブームだったので、その記録としてここに記す。

印象に残った台詞があった。記憶が曖昧だけど、以下のような台詞。

未来から来たのに、わたしが未来に帰ったら涼太にとっては過去の人になっちゃうんだね。